こんにちは!
月曜担当のキタです。
アイスコーヒーがおいしい季節になってきましたね。
今回はOFF-JTリポートの後編です。
研修で大変だったこととか楽しかったこととか書こうと思います。
大変だったこと:情報量の多さ
研修で大変だったこと、それは………………………
情報量が多い!!!
1日に詰め込まれる情報量がほんとに多いです。
エグいです。これに尽きます。
C言語講座のような“実践”講座は、手を動かす練習がメインでしたので、
ほどほどなんですが、コンピュータ基礎とか組込み基礎序盤の“座学”講座は
本当に大変でした。
僕が未経験スタートだったからというのもありますが、
初めて出会う単語や概念が毎日のように登場し、
それらをイメージできるようになるところから学習を始めないといけなかったので、
一つ一つの単語の理解に時間がかかってしまい、非常に苦労しました。
講師の方いわく、
「OFF-JTは専門学生などが2年かけて学ぶ内容を2か月で詰め込むもの」
らしいです。
おかしいよ………………………………………………………
そこから学んだこと:後回しにする勇気新しく知識を習得するにあたって、「わからないことは一旦後回しにする」
という“勇気”を持つことが大切だと感じました。
自分は後回しにできないタイプです。
なので、研修では、教科書を「わからないことをちゃんと理解してから次の章へ進む」
という方法で読み進めた結果、授業に置いて行かれてしまった、ということがありました。
今読んでいるページを理解してから先へ進まないとなんか気持ち悪いんですよね。
でも、そういう“わからないこと”って、時間がたてば
自然とわかるようになってることが多いように感じました。
授業に置いて行かれて、焦って「ここは意味わからんから一旦飛ばす!」を
繰り返しながらなんとか授業に追いついて、ちょっと余裕が生まれたときに
もう一回最初から読み返してみると「ここってこういうことだったのか!」と
理解できたことが結構あったので。
恐らく、一回通して読んだことによって、全体的な知識同士のつながりや構造、
外延とかがイメージできるようになったからなんじゃないかなと思います。
なので、ある領域の知識を習得する際には、先に全体像を把握してから、
ちょっとずつ細かく見ていくのがいいんだろうなと思いました。
地球→大陸→州→国→地方…みたいなイメージで、“広く浅い理解”を深堀していき、
徐々に“広く深い理解”にしていくようなイメージです。
最初は、ある単語を見たときに、それがどういうものなのか、
はっきりとじゃなくてもぼや~~~っと頭に浮かぶようになった時点で
もう先に進んでいいと思います。
「『補助記憶装置』はデータをいっぱい保存しておく?場所?だったような?」ぐらいで。
僕はこれまで「世界の地理を学ぶために、札幌の地形から詳しく学び始める」ような
勉強をしてしまっていたと思います。
「『理解した』のハードルを極限まで下げて、まずは次に進む」ということを、
これから心がけていきたいです。
自分の要領の悪さを自覚し、見つめなおすきっかけにもなったので、
社会人一発目のいい機会だったのかな~と思います。
研修の成果:先輩と会話ができるようになった
まるで「研修を受けてないと無視されるんですか!?」って誤解されそうな書き方ですが、
そうではありません。
正確には、「研修を通じて基礎知識・用語を身につけたことで、
先輩とスムーズな会話ができるようになってきた」ということです。
本社に戻ってきてから、わからないことを先輩に質問する機会が沢山ありました。
その中で、「これ…研修を受けてなかったら先輩が何言っているのか全くわからなかっただろうな…」と
感じることがあります。
アドバイスを受けるにあたって前提となる知識も結構ある
(PCの使い方とか、変数・関数のような単語など)ので、
研修でそういった前提知識を身につけられたんだな~と感じます。
先輩方は優しいので、アドバイスをくださる時、
かみ砕いた説明をしてくださります。
でも、教えてもらう側が知識を一定以上持っていないと、
先輩方に、よりかみ砕いた説明をさせてしまいます。
先輩方もお忙しいので、あまりそこに脳のリソースや時間を
割かせるわけにはいかない!と僕は思います。
でも、研修を受け基礎知識が身についたことによって、徐々に説明の粒度が低い段階で、
スムーズにアドバイスを受け取ることができるようになってきている感覚があります。
これが研修を受けたことによる一番の効果であり、これが研修のゴールだと思います。
というか、これがゴールだって講師の方がおっしゃっていました。
話が若干ズレますが、先輩方のように、忙しくても後輩からの質問に快く応えてあげたり、
相手のわからないことを、上手く言語化できていない段階でも拾ってあげられるような人になりたいです。
楽しかったこと:
・できないことができるようになっていく楽しさ
これまで散々「ムズイ!」とか「ヤバイ!」とか書いてきましたが、
それでもプログラミングは楽しかったです。
最初はムズイんですが、「この動きをさせるためにはどうすればいいのか?」
「内部のメモリはどういう動きをしているのか?」など、
徐々に自分のできる範囲やわかる範囲が広がっていくのが面白かったです。
自分の手先が器用になっていくことと、指を動かすための筋肉や関節の構造の
理解が同時に進んでいくような感覚でした。
・いろんな地域の人と交流できたこと
研修はオンライン開催で、広島や静岡など道外からの参加者もいました。
その地域特有のお話を聞いたりするのが楽しかったです。
地域に根差したサッカーチームとか、5月だけどもう暑い~とか。
あと広島の方々の方言が強くて、危うくうつりそうになりました。
・札幌駅の近くだったこれが何気にデカかったですね。
今まで札駅を経由する通学経路を使ったことがなかったので、
毎日少しだけテンション上がっていました。
帰りにちょっとキレイな本屋に行ったり、ゲーセンに寄って音ゲーしたりと、
割とエンジョイしてました。
札幌の受講生の中に自分と同じく音楽好きの人がいて、その人と楽器屋に寄って、
エフェクターとかみてニヤニヤしたりもしました。
最後にここまで2週に渡って、OFF-JTについて(さも恐ろしいものであるかのように)
書いてきましたが、これから受講する方々には、あまりビビらずに受けてほしいと思います。
というのも、研修最終日には最低限必要な知識も技術も身についているからです。
研修のゴールは「先輩と会話できるようになること」です。
そのための力は絶対に身に付きます。
「嫌でも身に付く」といった表現の方が適切でしょうか。
だから安心して行ってきてほしいと思います。
(OFF-JT終了から1か月しか経ってない人が言うセリフじゃない気がしますが)
今回はここまでにします。
真面目な内容が続いたので次回は別のことを書こうと思います。
お読みいただきありがとうございました!
キタでした~